【アナデン】ギリシャ神話のおはなし

日記

アナデンには色々な神話や伝承モチーフのネタが散りばめられていますが、知っておくとよりアナデンを楽しめるかもしれないギリシャ神話のおはなしを選りすぐってみました。

メインストーリー、外伝、外典などのネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください。

ギリシャ神話とアナデンゲーム内設定を区別するため、ゲーム内設定はこんな感じで薄い青緑で囲っています。

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神さま世代交代劇

原初神~主神ゼウスまでの世代交代にまつわる簡易相関図です。
アナデンに名前が登場する神さまに焦点をあてて抜粋しています。

冥界は死者の世界、奈落は冥界よりも深くにある神々を閉じ込めるための牢獄

原初の神々の王ウラノス

  1. 何もないカオス(混沌)から、ガイア(大地)とタルタロス(奈落)がうまれる
  2. ガイアがウラノス(天空)をうむ
  3. ウラノスとガイアが結ばれ、クロノスをはじめとするティタン族、一つ目のキュクロプス族、100の手を持つヘカトンケイル族をうむ
  4. ウラノスは醜い姿のキュクロプス族、ヘカトンケイル族を忌み嫌い、奈落に追放する(図中①)

クロノスによる下克上

  1. 子供に対するウラノスの仕打ちに立腹したガイアは、魔法の金属アダマスでできた鎌をクロノスに託し、ウラノスへの復讐とキュクロプス族たちの解放を依頼する(図中②③)
  2. クロノスは父ウラノスの力の象徴を鎌で切り落とし、奈落に追放する(図中④)
  3. ウラノスに代わり支配者となったクロノスは、ガイアとの約束を違えキュクロプス族たちを再度奈落に追放する(図中⑤)
  4. クロノスはハデス、ポセイドン、ゼウスなどの子を設ける
  5. 「将来息子の手によって討たれる」と予言(呪い)を受けていたクロノスは策を講じて生まれたばかり子を飲み込むが、末弟のゼウスは母の機転により難を逃れる

ゼウスによる下克上(ティタノマキア)

  1. 成人したゼウスはクロノスの元から兄弟たちを助け出す
  2. ゼウスはクロノスの約束破棄に立腹していたガイアの助力を得て(図中⑥)、キュクロプス族たちを解放する(図中⑦)
  3. ゼウスは兄弟たち、キュクロプス族たちと協力し(図中⑧)、クロノスをはじめとするティタン族を奈落に追放する(図中⑨)

これ以降はあまりアナデンに登場する名前が出てこないので省略しますが、ティタノマキアの後も、ガイアが扇動して2度の大戦が起こりますが、ゼウスの獅子奮迅の戦いによりゼウスたちオリンポスの神々の統治が続くことになります。

補足

クロノスは上記のウラノスの息子のクロノス(Cronus)とは別に、時を司るクロノス(Chronos)というカタカナ表記だと同名の神もいる。

ティタン族は末弟のクロノスを含む男6人、女6人の12人兄弟だが、その子供たちも含めてティタン族とも呼ばれる。
ティタノマキアに敗れた後、全員が奈落に追放されたわけではなく、戦争に参加しなかった長兄オケアノスや女性のティタン族は追放を免れた。

キュクロプス族の三兄弟は、アルジェス(Bright)、ステロペス(Lightning)、ブロンテス(Thunder)と雷にちなんだ名前。
鍛冶を得意とし、解放してくれた礼としてゼウスに「雷霆」、ポセイドンに「三叉鉾」、ハデスに「隠れ兜」を贈り、ティタノマキアでのオリンポスの神々の勝利に多大な貢献をした。

ヘカトンケイル族の三兄弟の1人ブリアレウスは海神ポセイドンの娘を妻に貰い、エーゲ海の名前の由来(人間からは「エゲオン」と呼ばれたことから)にもなり、海とゆかりが深い。

ウラノス★5クラルテのクラス名
クロノスクロノス博士
エデン、セシル(フィーネ)の父
妻はマドカ博士
アダマス武器素材
クロノス博士からもらった
ジオメタル密閉箱を用いて生成

ティタン族タイタン族
ガラムバレルの種族
樹上生活をしており、
多くは樹の上で一生を終える
ミルシャの義父は旅するタイタン族
————————
ティターン
★5ロキドのクラス名
ヘカトン
ケイル族
ヘカトンケイル
メリナES のクラス名
メリナES の背後にいるのは腕が一対

グローバル版の英語表記だと、クロノス博士は「Professor Chronos」。
第1部ラスボスのクロノスメナスは「Chronos Menas」。
「メナス」は「脅威となる(害をなす)もの」の意。

特にこの辺りは外典ストーリー、メインストーリーに出てくる名前が多いので、色々予想・妄想できて面白いです。

ポセイドン周り

ポセイドン

主神ゼウスの兄で大海の神。
クロノスから救出されたときを誕生とし、ゼウスの弟とする説もある。
ゼウスと同じく女癖が悪い。

外伝「千年の匣、わだつみの神殿」に登場する半裸のオトヒメ♂。
28代目オトヒメから王位を簒奪し、「オトヒメ」を名乗っている。
かつて自分を追い出した西の海の民への復讐のため、破壊神リヴァイアサンを復活させた。

妻にするため多くの女性をさらったりと女癖の悪さは元ネタ準拠。
出身である西の海では「ヒメ」の概念がないせいか、単なる天然なのか、男性だが「オトヒメ」を名乗ることに疑問や抵抗はないよう。

外典「剣の唄と失楽の翼」ではもしかして……程度のにおわせに留まりますが、ナギAS のキャラクエで名前と半裸になった経緯、ミルシャのキャラクエでミルシャとの関係が明らかになります。
ミルシャのキャラクエの進行度合いで置かれている状況が大きく変わり、外伝2で関わってくるのかも含めて気になるキャラです。

まったく関係ないですが、個人的にミルシャの髪の模様はネコザメ、ポセイドンのはウツボかウミヘビっぽいイメージです。

ヒッポカンポス

ポセイドンの乗る戦車を牽く半馬半魚の海馬。

外典の魚人の村アトランティカにある精霊殿の扉を開けるための鍵となる海馬。
精霊殿を設計した楽園の民は、日常的に鍵に人間以外の生物の魔力を使っており、地上(アトランティカの周り)で鍵の役割をできたのがヒッポカンポスだけだった。
ミルシャの弟がアトランティカからかどわかされた際に、鍵として世話をしていたヒッポカンポスも一緒に連れ出した。

魔力の高い人間以外の生物であれば代用できたことから、連れ出された個体以外のヒッポカンポスはアトランティカ周辺では絶滅している?

三叉鉾

キュクロプス族から贈られたポセイドンのメインウエポン。
海王星(ネプチューン=ポセイドン)の記号 もこの三叉鉾から。

外伝「千年の匣、わだつみの神殿」に登場する「オトヒメの槍」も三叉鉾。
オトヒメの槍は「封神の槍」と呼ばれており、正当な担い手であれば次元も裂ける。

オトヒメ♂は28代目オトヒメから王位を簒奪した際にオトヒメの槍も奪っており、玉手箱から解放したリヴァイアサンを槍を使って吸収し次元を裂いた。
オトヒメ♂はアルドたちに敗れた後、28代目のオトヒメの槍を持ったまま逃走。
シーラが持っているのは100年前の25代目のオトヒメの槍。

パンドラの箱

ギリシャの寓話。
パンドラという女性が好奇心に負け、開けてはいけない箱を開けてしまい、すべての厄災が世界に撒かれてしまう。
驚いて箱を閉め、希望だけが箱に残るというおはなし。

元ネタはポセイドンと関連が薄い。

外伝「千年の匣、わだつみの神殿」に登場するオトヒメ♂は玉手箱を「パンドラの匣」と呼ぶ。
玉手箱にはリヴァイアサンが封印されており、封印を解くには初代オトヒメ直系の生き血が必要。

100年経過して代が3代進んでいることから、単純計算すると約1000年前から玉手箱は存在しているもよう。
西方のリヴァイアサンと玉手箱に封印されていたリヴァイアサンとの関係は明らかになっていない。

ちなみにリヴァイアサンはギリシャ神話ではなく旧約聖書から。

アトランティス

伝説上の大陸。
豊かな帝国であったが、民の奢りによりゼウスの怒りにふれ、ポセイドンの手により大地震と洪水で一昼夜のうちに海に沈んだとされる。

外典の魚人の街「アトランティカ」。

何千年も昔、あるとき陰の精霊により紅外海が割れて生まれた海と海の狭間に、リヴァイアサンからの圧政から逃れるために魚人たちがつくった街。
それから何代か代替わりした後、海と海の狭間が閉じ始め危機が訪れたが、楽園の民ユディスの助力により海と海の狭間の維持に成功する。
その時、陰の精霊を隠す精霊殿の建設、陰の精霊を抑制するエルの唄の継承、街のハイテク化が行われた。

セイレーン

半人半鳥もしくは半人半魚の海の女怪。
岩礁から美しい歌声で舟人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。

ゲーム中には未登場(Ver2.7.80時点)だが、北の氷海に生息しているらしい。
アナデン世界でも歌声で舟人を惑わせる存在のようで、温厚なアトランティカの魚人はセイレーンと間違われることを嫌がる。

オトヒメ♂はリヴァイアサンを吸収後、北の氷海の氷を融かし洪水をおこそうとした。

★4ミルシャのクラス名「ローレライ」は、セイレーンの一種ともされるドイツの伝承の川の精霊「ローレライ」から。

北の氷海、いつか登場するのでしょうか。
女海賊ミランダの故郷だったりするため、北欧系のイメージです。

エピクリウス

ギリシャの世界文化遺産「アポロ・エピクリウス神殿」。
太陽神アポロンに捧げるために建立された。
「アポロ・エピクリウス」は「加護をくださったアポロ」の意。

元ネタはポセイドンよりアポロンに所縁が深い。

オトヒメ♂制圧下の竜宮城、アトランティカの宿屋のお弁当が「冷製エピクリウス・パスタ」「エピクリウス・パスタ」。

冷製エピクリウス・パスタ
「爽やかなスープの旨味が 麺に絡む!」

  • さっぱり塩味スープパスタ
  • 海藻だしベースの碧色スープ
  • コーラルウィートを使った太麺

エピクリウス・パスタ
「濃厚なソースの旨味が 麺に絡む!」

  • 濃厚ソースパスタ
  • 褐藻だしベースのソース
  • コーラルウィートを使った
    淡い青みを帯びた細麺
  • 肉厚の紅藻とプチプチ緑藻を
    ふんだんにトッピング

通常の竜宮城のお弁当は「冷やし竜宮そば」で、「冷製エピクリウス・パスタ」と特徴がほぼ同じ、アルドの食レポはまったく同じことから、同一の料理で名前だけ変えられていたものと推察できます。

オトヒメ♂がナギにふるまっていたパスタは、オリジナルの「エピクリウス・パスタ」がルーツではないかと思います。

その他ギリシャ神話ネタ

ゼウス

ギリシャ神話の主神。
父を打倒して主神の座を手に入れた。女好きで相手女性がひどい目に合う。
ローマ神話ではユピーテルと呼ばれる。

ガリアードのスキル「ケラウノス」は、ゼウスの武器の雷霆のこと。
スキル「サンダーボルト」「ライトニングランス」も雷つながり。

ダンジョン「次元の渦」「時の暗闇」の Fear「ユピーテル」。
「次元の渦」の雑魚モンスター「ガニメデ」は、ゼウスが誘拐して給仕係にした人間の超絶美少年「ガニメデ」から。

第1.5部に登場するオーガ・ゼノンの「ゼノン」は、ゼウスに由来する名前。
ちなみにオーガ・バロンの「バロン」は男爵の意味。

テミス

掟の女神で、ゼウスの妻の1人。
司法関係機関に飾られる剣と天秤を持つ正義の女神像のモデルの1人。
ローマ神話ではユースティティアと呼ばれる。

ロゼッタのスキル「テミスの天秤」の由来。

イスカES のクラス名「ユースティティア」。
また、相棒機の名前が「テミス」。

武器種の剣も、正義の女神が持つ剣が由来だと思われます。

ヘレネ

白鳥の卵から生まれたゼウスの隠し子。
トロイの木馬で有名なトロイア戦争の原因となった傾国の美女。

キャラクターの名前「ヘレナ」は、「ヘレネ」に由来する名前。

アテナ

都市の守護者の女神で、ゼウスから生まれた娘。
ローマ神話ではミネルヴァと呼ばれる。

ミーユAS のクラス名「ミネルヴァ」。

ベルトランの顕現武器「アムレト・エイジス」の「エイジス」は、アテナの持つありとあらゆる邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持つ防具「アイギス」から。

ベルトランのクラス名「エスクード」はスペイン語の「盾」。
AS クラス名「ミグルアスピーダ」の「アスピーダ」はギリシャ語の「盾」。

ニケ

有翼の勝利の女神で、アテナの随神。
ルーヴル美術館の「サモトラケのニケ」で有名。
映画タイタニックの船首付近での T 字ポーズはニケがモデル。

キャラクターの名前「ニケ」。

ガチャキャラに神さまの名前が直球で使われるのは珍しい上に東方キャラなので、偶然の一致かもしれません。
ニケAS のクラス名「ヤソマガツヒ」は日本神話の黄泉の穢れから生まれた災厄の神さまで、転じて厄除けの守護神となっています。

アポロン

芸能の神で、ゼウスの息子。
太陽神ヘリオスと同一視され、太陽神も担う。
竪琴の名手であり、弓も得意。
ローマ神話ではアポロと呼ばれる。

シエルの専用武器「アポロハープ」(弓)の由来がアポロン。

プロメテウス

ティターン族の男神。
天界の火を盗んで人類に与えた罪で山の山頂に磔にされる。
ゼウスが人間を嫌うのはだいたいプロメテウスの人間贔屓のせい。

ガリユAS のクラス名「プロメテウス」。

デュカリオン

プロメテウスの息子。
ゼウスが世界規模の大洪水を起こした際、父プロメテウスからの助言により方舟で難を逃れた。

テイルズコラボに登場する水の剣「デウカリオン」。

対になった炎の剣「レーヴァテイン」は北欧神話から。
登場した精霊ロギ、エーギル、フォルニョート、カーリなども北欧神話からのため、「デウカリオン」だけ異色のネーミングに思えます。

テュケー

運命、幸運の女神。
ローマ神話ではフォルトゥーナと呼ばれる。

ラディカAS のクラス名「フォルトゥーナ」。

エーリュシオン

冥界(使者の国)にある園。
冥界での審判にて選ばれた正しき者のみが移り住める楽園。

未来「曙光都市エルジオン」の由来?

曙光しょこう」は夜明けの光のことで、転じて希望の光の意味もあります。
汚染された地上から解放される希望の楽園のようなイメージなのかもしれません。

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